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みそや大豆製品に血糖値を下げる効果!? 糖尿病予防にみそを

すい臓から分泌されるホルモンの一つであるインスリンがうまく働かず、血糖値(血液中の糖度)が高い状態が続くことによって引き起こされる「糖尿病」。年齢を問わず、若い人でも発症の可能性があるので注意が必要です。

初期段階の自覚症状は比較的軽く、のどが渇く、尿が増える程度ですが、病状が進むと、食べても痩せてしまったり、意識を失うような発作を起こしたりすることがあります。また、神経障害や失明、肝臓機能の低下といった合併症を発症することもあります。

糖尿病は、自己免疫の仕組みに不調が起きる「1型糖尿病」と、肥満や過食、運動不足、ストレスなどが原因で起こる「2型糖尿病」に大別されます。日本人の糖尿病患者の9割が後者であり、糖尿病予防には、バランスのよい食事と運動を心がけ、太らないようにすることが大前提です。

インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンで、そのほかに血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪細胞へ運んで活動エネルギーに変えたり蓄えたりする働きをします。そのインスリンが効かなくなることで栄養が行きわたらず、さまざまな症状を招いてしまうのです。

しかし、最近の研究では、大豆に含まれるイソフラボンには、この状態を改善する働きがあることがわかっています。閉経後の女性を対象に台湾で行われた実験では、イソフラボンを継続的に摂取した女性は、血糖値が基準値の85%以下に低下、インスリン分泌量は67%に減少しました。これは糖尿病リスクが低減されたことを示しています。

また、みその褐色色素「メラノイジン」には食べ物の消化速度を遅くする働きがあることがわかっていますので、食後の血糖値の急上昇も抑えられるでしょう。メラノイジンは赤みそに多く含まれており、加熱しても壊れませんので、味噌汁ほか、煮込み料理として食べるのもおすすめです。

また、下記の実験によると、メラノイジンを加えた砂糖水と、加えない砂糖水をラットに与え、食後の血糖値の変動を観察したところ、前者は、血糖値の変動がゆるやかであったと報告されています。

渡邊 敦光
1940年福岡県生まれ。熊本大学理学部卒、九州大学大学院博士課程理学研究科修了。理学博士、医学博士。広島大学原爆放射能医学研究所助手を経て、1996年教授に。欧米で放射線生物学の研究を重ね、2004年に退官後も客員教授として研究を続行。『味噌力』(かんき出版)、『味噌大全』(東京堂出版) 等、著書多数。全国各地で講演会を行うほか、テレビや雑誌等のメディア出演など、多方面で活躍中。



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