新潟の老舗ホテルと味噌漬の名店がコラボ!「咖喱なる肉味噌」

2025年3月、新潟が誇る二つの老舗が手を組み、新たなご飯のお供が誕生しました。その名も「咖喱(カレー)なる肉味噌」。この商品は、「ホテルイタリア軒」の創業150周年を記念して、味噌漬の名店「新潟小川屋」とのコラボレーションによって生まれたものです。ともに100年以上の歴史を持ち、それぞれ新潟の洋食文化と和食文化を牽引してきた両社が、“伝統×革新”というテーマのもとに挑んだ逸品です。

歴史ある2社が生んだご飯のお供の新定番

明治7年創業の「ホテルイタリア軒」は、新潟で最初に本格西洋料理を提供したことで知られ、日本初のミートソースを提供したとも言われる名門ホテルです。創業者であるイタリア人シェフ・ピエトロ・ミオラの志を受け継ぎ、今でも西洋料理をはじめとする多彩な料理を通じて、新潟の食文化を支え続けています。

一方「新潟小川屋」は明治26年創業、130年を超える歴史を持ち、鮭や鱒、味噌漬けなどの新潟の伝統食材を、現代のライフスタイルに合わせて進化させてきた食品メーカーです。老舗でありながらも、うまさを追求する中で味を変えることを恐れず、時代に合った新しい味覚の追求を続ける柔軟な開発力を持っています。

ホテルイタリア軒150周年の記念商品を発売するにあたり、この歴史ある2社がタッグを組み、互いの強みを活かしながら半年ほどかけて開発。「咖喱なる肉味噌」は、新潟の食文化を自宅で手軽に味わえる、まさにご飯のお供の新定番です。

洋と和の絶妙なバランスが生み出す新感覚の美味しさ

「咖喱なる肉味噌」のベースとなるのは、ホテルイタリア軒が得意とする黄色い欧風カレーの風味。その中に、新潟の老舗「峰村醸造」の越後味噌がふんわりと香り、洋風でありながらも和の深みを感じさせる独特の味わいに仕上がっています。

具材には、鶏肉を中心に、玉ねぎ、人参、セロリ、バター、ヨーグルト、カシューナッツなど、多彩な食材が使われています。肉味噌ならではの濃厚な味わいと、スパイスの効いたカレーの香り、味噌のまろやかさが絶妙なバランスで調和しています。

開発にあたっては、スパイス感や味噌を強く出し過ぎないように、バランスを調整する点に一番苦労されたとか。またイタリア軒のカレーには入っていないカシューナッツを加えることで、食感のアクセントや具材感を出しているそうです。ご飯はもちろん、パン、パスタ、クラッカーなどとの相性も抜群。パンに塗ってチーズと一緒に焼いてオープンサンドに、炒めた野菜に加えて本格的なパスタソースにもアレンジできます。

新潟の魅力を、食卓で気軽に楽しんでほしい

「節目のタイミングで、ご縁あって新しい商品開発をすることができました。今回第一弾のコラボ商品でしたが、今後も新潟のおいしいコラボを企画しているので楽しみにしていてください」と新潟小川屋の大橋 祐貴社長。

ホテルイタリア軒では、宿泊客の朝食バイキングで提供されるほか、フロント、イタリア軒公式オンラインショップで購入可能。または、新潟小川屋の公式オンラインショップ、新潟市内の店舗(古町本店、新潟伊勢丹店、CoCoLo新潟店)で取り扱いがあります。贈答用にもぴったりな上品なパッケージで、県外の方への手土産やお中元にもおすすめです。

【ホテルイタリア軒】
新潟県新潟市中央区西堀通七番町1574
TEL/025-224-5111

【新潟小川屋】
古町本店
新潟県新潟市中央区古町5番町611
TEL/025-229-0111

文/秋山昭代

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