キャッチーなネーミングの「鶴味噌さんのMISO TUBE 合わせ味噌」は、2種類の味噌と3種類のだしをブレンドした、風味豊かな液状みそだ。九州を代表する甘口ベースの味噌に、深みのあるだしが効いた本格風味。
お椀に本品20gと、お好みで乾燥わかめや油揚げなどを入れ、熱湯150ccを注ぎ混ぜるだけで、絶品味噌汁が完成! 冷奴や焼き魚、温野菜にかけたり、完成した料理にちょい足ししたりと、アイデア次第で、楽しみ方は無限に広がりそうだ。
商品誕生のきっかけは、2015年に福岡県柳川市の特産品を生活者とともにつくり上げる「やなが『わ!』プロジェクト」(主催:柳川市、企画:Blabo)に参加したこと。
一般消費者から、味噌の活用アイデアやネーミングを公募、そこからリニューアルを経て、2020年4月にプレ販売、6月からいよいよ本格販売のスタートだ。
開発にあたり、「いつもテーブルにあり、何にでもつけて食べられるものが欲しい」という声がヒントになった。
調理に使うイメージが強い味噌だが、用途を広げるため、チューブタイプの味噌の開発に着手。だが、チューブ容器に合った味噌の粘性と風味、品質保持の点で、納得のいく商品完成までに、相当の時間を要することに。
液状にするため、味噌に水分を入れることで失われる旨味をどう補うか。薄まることで保存期間も短くなるため、品質をいかに保つかが最大の課題。何度も試作を重ね、ようやく自信作に仕上がった。
「食卓に塩や醤油はあっても、味噌を置いている家庭は少ないでしょう。味噌の新たな楽しみ方を知っていただき“気づけばいつもそばにいる”そんな存在になれたらうれしいです」と、開発担当の熊丸春輝さん。
台所から食卓へとステージを広げたチューブ味噌。今後の反響に期待が高まる。お求めは、インターネット等で。
【鶴味噌醸造】
福岡県柳川市三橋町江曲216
TEL0120-37-2166