累計販売647万本を超えるメガヒット「豚肉の味噌煮込み」

米久株式会社の「豚肉の味噌煮込み」は、赤だし味噌に焦がしにんにくを隠し味に加えた、香り豊かな看板商品です。まず表面をしっかり焼いて余分な脂を落とし、真空袋に入れて大きな鍋でじっくりと加熱します。旨みを閉じ込めたまま、たれが芯までしみ込むよう、この工程を丁寧に繰り返していることが特徴です。

ローストと真空調理を繰り返すこだわりの製法

もともとはお得意様向けの頒布会限定品でしたが、そのおいしさが広まり2008年にレギュラー商品化されました。テレビや雑誌、通販サイトでも紹介され、楽天グルメ大賞・豚肉部門では13回受賞。累計647万本を突破した、長く愛されるロングセラーとなっています。

商品は450g(たれ込み)の大きな塊として販売されており、包丁を入れるとそっと崩れるほど柔らかく仕上がっています。夕食のおかずには厚切りを、丼物やチャーハンには薄切りを、ほぐしてサンドイッチ素材にするなど、さまざまな楽しみ方ができます。

日本人の味覚になじむ赤だし味噌の深いコクと、食欲をそそる香ばしさは、多くの方に支持されてきました。贈答用の化粧箱入りも用意されており、お中元やお歳暮にも利用しやすい一品です。

真空調理の技術を応用したシリーズ商品も人気

豚肉の味噌煮込みで培われた真空調理の技術は、他の商品にも生かされています。

豚ひれ肉のやわらかローストポーク

塩やスパイスなどのシンプルな味付けでありながら、しっとりとした食感が魅力です。

豚肉の和醬油煮込み

2013年に発売された豚肉の味噌煮込みの姉妹品。醤油ベースのすっきりとした味わいが特徴で、ラーメンの具材やパンの具、温泉卵を添えて丼にするなど幅広く活用できます。

鶏肉の味噌煮込み

さらに、2024年冬からは「豚肉の味噌煮込み」と同じ、焦がしニンニクと赤だし味噌仕立ての濃厚たれで柔らかく煮込んだ新商品が仲間入りしました。頬張るたびに、プリッとジューシーな鶏もも肉の食感と、味噌の香ばしさが広がります。

担当者は「今後も手間を惜しまず、丁寧に作り続けていきたい」と語っており、シリーズ全体に一貫したこだわりが感じられます。

静岡では「ソーセージおじさん」でおなじみ

これらの商品を手がける米久株式会社は、静岡県沼津市にある食品メーカーで1965年創業。ハムやソーセージなどの加工品を販売しています。

静岡のテレビ番組では“お天気コーナーに登場するソーセージおじさん”が親しまれるなど、長年地域に根ざした企業としても知られています。確かな技術とものづくりへの情熱が、味噌を生かした商品の数々を支えています。

「味噌の力を借りて、ごはんにしっかり寄り添う個性的な商品。塊のままお届けしていますので、お好みの厚さに切って、自由にアレンジして召し上がってください。味にはこだわって作り続けているので、これからも長く愛される味をお届けしていきたいです。」と営業統括部直販ユニットの山本奈美子さん。

ECサイト:https://www.yonekyu.co.jp/shop.html

文/秋山昭代

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