3/17発酵食レストラン「Hacco’s Table」(東京都台東区花川戸2-9-10)で開かれた、「春の腸活セミナー腸内への未来投資」に、同店アドバイザー・カイチュウ博士こと、藤田紘一郎氏が登壇した。テーマは、「腸もれ」(リーキー・ガット・シンドローム)。聞きなれない言葉だが、「腸もれ」とは、小腸の粘膜に穴が空いてそこから毒素や細菌、未消化の食べ物などが血液中に漏れてしまうこと。アレルギーをはじめ、多くの不調や病気を引き起こす原因となる。
「珍しいことではなく、現代人の誰にでも起こりえるものなのです」という言葉に参加者はぐっと引き込まれた。原因は、行き過ぎた清潔志向、糖質が多く食物繊維の少ない食事、添加物や加工品の継続的摂取、ストレス…、などが大きく影響しているという。改善策の近道は、腸内環境を整えること。特に、腸内細菌が食物繊維を分解発酵することで生じる物質「短鎖脂肪酸」(酢酸、酪酸、プロピオン酸などの総称)を腸内で増やすことが大切であり、エサとなる水溶性食物繊維やオリゴ糖をたくさんとることが最善だ。
水溶性食物繊維を手軽にとれる「酢キャベツ」は右で説明する。「とにかく、体も心の健康も腸内環境によって左右されるといっても過言ではありません。春は体調不良を起こしやすい時期。それは生活習慣の乱れの証であり、免疫力アップにつながる食べ物を積極的にとることが大事です。日本には、みそや醤油、酢など素晴らしい発酵食品があるので、有効に活用してください。あとは、何事も楽しむことが大切。笑顔はNK細胞を活性化させ免疫力を高めてくれます」と締めくくった。
【藤田先生おすすめ酢キャベツに挑戦】
ミソガールも早速「酢キャベツ」生活を開始。つくり方は、千切りにしたキャベツを酢に漬けて数日間冷蔵庫で置くだけ。もちろん私はみそ入りにしています。まとめてつくっておくと便利。食べたあとは、じんわりと体がデトックスされていく感覚があります。今後の体調の変化が楽しみです。