「全国味噌鑑評会(2018)」栄えある日本一の味噌が決定

一般社団法人中央味噌研究所は、毎年、その年の「日本一の味噌」(農林水産大臣賞受賞味噌)を決定する「鑑評会」を行っている。「鑑評会」は、味噌の品質と技術の向上を目指すことを目的に始めたもので、今年で61回目を迎える。今年も全国各地より、個性あふれる力作味噌406品が出品された。

審査長の柏木豊東京農業大学教授を含む、味噌の官能に優れた専門家26人が、色、香り、味、組成を総合的に審査して採点。11月15日に都内で行われた表彰式では、最高賞の農林水産大臣賞をはじめ、食料産業局長賞、全国味噌工業協同組合連合会会長賞など各賞が授与された。

農林水産大臣賞(日本一の味噌)に選ばれたのは、株式会社くらしき塩屋「くらしき塩屋の甘口みそ」、山高味噌株式会社「山高 伝匠 白こし」、松亀味噌株式会社「天然醸造 赤粒」、株式会社竹屋「タケヤ 天然醸造みそ」、株式会社越後一「匠の味 赤みそ」、長工醤油味噌協同組合「合わせみそ」の6品。

松亀味噌の木下吉信さんは、「昨年、23年ぶりに農林水産大臣賞をいただきましたが、2年連続受賞となり社員一同光栄に存じます。今年の夏は異常な暑さとなり温度管理にとても苦労しました。今後も、さらなる品質の向上を目指し、お客様に喜んでいただける味噌をつくってまいります」と、意気込みを語った。

山高味噌の中村貴博さんは、「信州味噌を代表する『米みそ淡色漉し』部門で受賞できたことを大変うれしく思っております。今回は麹づくりや酵母、乳酸菌の添加量や発酵管理に特に気を配りました。その結果、色冴えし、香味の整った、透明感のある味噌に仕上げることができました。今後もこの賞に恥じないよう、信州味噌、発酵食品の発展のため努力していく所存でございます」と、コメントした。

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