“無題”に込めた思い。高級食パン専門店 「題名のないパン屋」

大きく「無題」と書かれ、黒と白を基調とした店構えが目印の「題名のないパン屋」。創業135年の佃煮・惣菜専門店「佃浅商店」七代目の杉原健司さんと、ベーカリープロデューサーの岸本拓也さんがタッグを組み、今年4月にオープンした高級食パン専門店だ。

「ガイアの夜明け」(テレビ東京)ほか、多くのメディアに取り上げられて話題になり、連日長蛇の列ができている。インパクトのある店名は、「“おいしい”に言葉やストーリーはいらない。素直に感じるおいしさを届ければ、そこからストーリーが始まる」という考えから命名。

絹のように白くきめ細かい小麦粉、芳醇な香りとコクを生み出す国産バター、厳選された生乳からつくられた無添加の生クリームなど、原料にはとことんこだわった。同店最大の特徴は、東京・あぶまた味噌製の“江戸甘味噌入り”ということ。味噌の保水性で口どけがよく、耳まで極限の柔らかさとみずみずしさを実現。焼くと味噌の香ばしさが増し、まさに「和惣菜と合うパン」が完成した。

「江戸甘味噌」は、大豆の香味と麹の甘みが見事に調和した味噌で、なめらかな舌ざわりが特徴。もともと佃浅商店の惣菜に代々使用してきたため、パンにも活用できないかとインスピレーションが沸いた。江戸甘味噌は、赤系が一般的だが、白系を使用している。

「無題の熟成」(プレーン)2斤 、800円(税別)
小麦粉、生クリーム、国産バターを使用したまるでケーキのような贅沢な食パン。皮が薄く、キメ細やかな口当たり(味噌は使っていない)。
「無の極み“味噌”」2斤、 840円(税別)
江戸甘味噌のやさしい甘さと香ばしさを最大限に生かした逸品。口どけがよく、耳まで極限の柔らかさとみずみずしさを実現。厚めにスライスし、和惣菜をたっぷりのせていただくのがおすすめ。
「無の極み“ぶどう”」2斤 、980円(税別)
ミルキーでコクと甘みのある生地にジューシーなサンマスカットレーズンを贅沢に使用。フルーティーさと味噌の甘みが絶妙なペアリング。

「パンと味噌、発酵物同士がゆえ、天候などによってうまく発酵しないことがあり苦労もありますが、江戸甘味噌を使用することで、他にはない味わいとおいしさを生み出せました。“総菜をおいしく食べるパン“という新たな楽しみ方を伝えていきたい」と、 佃浅商店・杉原健司社長。

「はじめて食べる味わいで感動しました。江戸甘味噌の製造メーカーとして、可能性を感じずにはいられません」とあぶまた味噌の飯田庄太郎社長。

題名のないパン屋
東京都大田区大森東1-12-4(京急線平和島駅より徒歩5分)
TEL/03-3761-3036
営業時間/10:00~18:30  ※パンがなくなり次第終了
定休日/月曜

株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデルを経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。『みそまる』(宝島社)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等著書多数。※サイトに掲載している記事は取材当時の情報のため、現在と内容が変わっている可能性がございます。