【ミソガール大畠美香】江戸時代から続くわが家のお宝みそ

ミソガールの大畠美香です。茨城県出身で、現在は東京でIT 関係の仕事をする傍ら、ミソガールとして、みその魅力を伝えています。

実家が専業農家のため、自然と日本の農作物に興味を持つようになり、いつか日本の農業を支えられるような存在になりたいと思っていました。ですから農業と深い関わりを持つ「みそ」には興味津々、ミソガールのメンバーに加えていただきました。

つい先日、帰省したときのこと。ミソガールの活動を父に話すと、「みそ部屋」(みそを熟成させる部屋)に案内してくれました。みそを家でつくっていること は、子どもの頃から知っていましたが、「みそ部屋」の存在は知りませんでした。みそが入った桶の蓋を開けると、奥深い、いい香りが一面に漂いました。大畠家のみその製法は、江戸時代から先祖代々受け継がれてきたもので、現在は91 歳の祖父がみそづくりを行っています。山から引いた天然水で蒸した大豆に、塩と麹を混ぜ、3 年の月日をかけてゆっくり熟成。塩が貴重だった時代には、育てた野菜と物々交換をして手に入れるなどし、みそを守ってきたのだそう。

父の話を聞き、「わが家にはこんなに素晴らしい宝があったのだ」と実感した後のみそ汁は格別。食べ慣れた味ですが、一味も二味もおいしく感じて、体にじんわりと染みわたりました。祖父母は90 歳を越えた今も畑仕事をこなし、とても元気です。私自身も健康なのは、幼い頃から、このみそや新鮮な野菜をたくさん食べさせてもらったからでしょうか。

改めて、家族や先祖へ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。このみそや歴史を絶つことがないよう、今後は両親とともに、孫の私が受け継いでいこうと思いました。そして多くの人々に、みそや農業の素晴らしさを伝えていけるように、これからもがんばりたいと思います。応援よろしくお願いします!

関連記事

  1. 【寄稿】日本食通のタイ人が喜んだ家庭的な味噌汁

  2. 佐渡市「トキ米応援大使」プロジェクト

    「朱鷺米応援大使★奮闘記」佐渡金山

  3. 平戸で出会った絶品!「茄子の鯛味噌田楽」

  4. 佐渡市「トキ米応援大使」プロジェクト

    「朱鷺米応援大使★奮闘記」ごあいさつ

  5. 「手軽に作れて、キレイに効く! みそまる (主婦と生活社)」発刊

  6. みそまる「東久邇宮文化褒賞」受賞