野呂食品・野呂雄弘さん「適正価格で良い納豆を!」

「鎌倉山納豆」ブランドの誕生は1955年。以来、素材と製法にこだわり納豆をつくっている野呂食品株式会社。迎えてくれたのは、専務取締役の野呂雄弘さん。

「ごはんと味噌汁、納豆があれば生きていける!」ほどの納豆ファンでもある私。納豆は味噌と同様、日本を代表する発酵食品ですが、製造現場は初めてのこと。白衣とマスク、白頭巾に電石ネット(抜けた頭髪を吸い付ける磁石が入ったネット)を装着し、いざ工場見学へ。

毎晩、社内全体をオゾンによって除菌するという徹底ぶり。食品腐敗の約90%は空気中の落下微生物によるものですが、強力な酸化力によってこれを殺菌・浄化、さらには脱臭もするそうです。原料処理から商品包装までに約4 日間を要す納豆づくり。現在は機械化されているとはいえ、生きている納豆菌相手ですから確実丁寧な手作業と入念な目視チェックが必要で、やはり熟練の技がすべて。

「価格競争が激しく、適正価格で売りにくい現状もあるが、納豆本来のおいしさ、伝統食品の素晴らしさを追求し続け、『世界の健康食品』をアピールしていきたい」と野呂さん。「かき混ぜればかき混ぜるほど透明感のある細く強い糸が全体を包み込み、やがて器の中心へ集まってくるのが良い納豆。タテ糸こそがその証明」。大豆の旨みを十分に引き出した味わいと、しっかりとした固さが特徴の「鎌倉山納豆」。普段の何倍も糸を引きながら、とてもおいしくいただきました。 ( ミソガール・藤本智子)

「丹波黒黒豆納豆」(岩塩をつけて一粒一粒味わいながらどうぞ。お酒の肴にぴったりです。

Noro Foods, known for the delicious “Kamakurayama Natto,” manufactures natto with carefully selected ingredients and attentive methods. The company hopes to convey the appeal of natto to the world as it continues to produce high-quality products.

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