麦味噌とメバルから生まれた島の味。周防大島「糂汰味噌」

瀬戸内海に浮かぶ周防大島は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた「みかんの島」。特産品はみかんと茶粥、そして「糂汰味噌」だ。糂汰味噌とは、春告魚(メバル)のほぐし身と麦味噌を合わせた、古くから伝わる郷土料理。島の家々では、メバルを煮付けや刺身にして食べるのとは別に、保存食として糂汰味噌を作り置きするのが日だ。

あったかいごはんに糂汰味噌とネギを添え、熱いお茶を注いで食べる「糂汰汁」は、島民に「ライスカレー」と呼び食される、懐かしい味。春の味・島の味として糂汰味噌を求めて訪れる観光客も多い。島の料理人たちは、糂汰味噌を使ったメニューに腕をふるっている。


糂汰味噌プロジェクト

関連記事

  1. 深く知って、和食の魅力を再発見! 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」

  2. 藤原みそこうじ店

    祝・鳥取でみそ屋を開業! 藤原みそこうじ店

  3. 『ごはんとおかずのルネサンス〜心嬉しい炊き込みご飯と味噌汁編』

  4. 最強の一汁一菜

    『医者が考案したがん・病気をよせつけない最強の一汁一菜』

  5. 菓子工房やしろと越後みそ西のコラボ「三階節みそドーナツ」

  6. 大橋珍味堂「柿の種味噌味」