「引越味噌」で笑顔の暮らしを提案

「引越味噌」とは、引越しの際、新居に「みそと塩」を祀り、家の繁栄や家族の健康などを願う、古くから沖縄に伝わる風習です。とはいえ、今ではだんだんと廃れていることを知り、「こんな素晴らしい風習をなくしてはもったいない!日本中に伝え、次代へ継承しよう」と、さまざまな方法で伝え、広げています。

那覇市歴史博物館の外間政明学芸員によると、昔から、家の台所には火の神(ヒヌカン)を祀っており、家庭を守護してくれると言い伝えられているそうです。火の神とは、カマドの火の神様。火の神を祀るのは代々家の台所を預かる女性によって行われており、決して他人や男性が拝むことはない。毎朝、火の神の前に手を合わせ、家族の健康や安全を祈願する女性。家移りの際は、火の神と「位牌」を一番に新居に運び入れ、「塩とみそ」を供え、拝んだそうです。

沖縄では、みそは「ミース」、塩は「マース」として親しまれていますが、なぜ「ミース」と「マース」なのでしょう。裏付けはないそうですが、「家の永続性への願い」が込められているのでは、と外間さん。塩とみそは南国沖縄では欠かせないもの。高温多湿のため生鮮食品を置く習慣がなく、腐敗防止に塩やみそに漬けて保存するという食文化が根付いているからと教えていただきました。

2015年より、無垢の木と漆喰を使い、こだわりの健康住宅をつくる全国工務店ネットワーク「元(はじめ)の家」とミソガールが、共同事業として「引越味噌プロジェクト」をスタートし、全国に広めています。新築の「元の家」で「引越味噌儀式」…、みそとみそまるの贈呈式を行い、お客様にも大変喜ばれています。

皆様も引越しの際には「みそと塩」をお供えし、素敵な新生活をスタートしてくださいね。向こう三軒両隣の皆様には、引越しのごあいさつにみそまるをどうぞ。

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