雪解けが進み、地面が顔を出し始める頃、同時に顔を出してくる「ふきのとう」。全国の山野に自生しているふきのとうだが、東北エリアでは「ばっけ」と呼ぶ。「ばっけみそ」は、ふきのとうをみそや砂糖、みりんなどと合わせたおかずみそ。
アクの強いふきのとうをおいしく食べる方法として、古くから親しまれてきた。ふきのとうの独特の香りとほろ苦さが、みその風味とマッチし、炊きたてのごはんのお供や酒のつまみに最高だ。つくり方は、思いのほか簡単。
①みそ200g、ふきのとう200g、 砂糖50g、みりん大さじ3、 酒大さじ3を予め混ぜ合わせておく。②ふきのとうを細かく刻み、フライパンでさっと炒めたら、①を混ぜ合わせて軽く煮詰めたら完成。清潔なビンに入れ、冷蔵庫で2週間ほど保存ができる。春の到来を感じさせる季節感あふれる一品。ふきのとうが手に入ったら、ぜひチャレンジを。
The spring delicacy fukinoto (butterbur sprouts) is called “bakke” in the Tohoku region.