2013 年11 月30 日(いいみその日)に誕生した謎のみそキャラ「みそメン」。みその魅力を伝えるため、みそ仕込み教室や食育イベントなどで活躍中。ただいま「ゆるキャラ® グランプリ」にエントリー中。ベールに包まれた、謎の「みそメン」に迫ります。
(聞き手/藤本智子)
「みそメン」とは?
「みそメン」とは、みその魅力を伝えるみそ伝道師。目には「ミソ」の文字、みそ樽のお面と、「MISO」と書かれたT シャツがトレードマーク。みその本場、愛知県を中心に、みそ仕込み教室やみそ蔵見学ツアーなどを開催中。活動は、ゆるゆるマイペース。口癖は「メーン」。朝の定番あいさつは「ステイチ」(「素敵な1 日を」の意)です。メンメンうるさいけれど、よろしくメーン!
「みそメン」が生まれた経緯を教えてください。
みそメンの生みの親(以下、親メン)はもともと会員向けの食品宅配会社で働いていました。会社では無農薬の米づくりやファームツアーなどを頻繁に開いていて、親メンは主にイベントを担当。中でも人気の「みそ仕込み教室」にはお子様連れの方が多く参加していたので、もっと楽しんでもらえる方法はないかと考えました。きっかけはミソガールの「みそ仕込み教室」でした。「ミソガール?」なら、「みそメン」でと、当時は、ミソガールを盛り立てようという軽い気持ち。その先の方向性や目標など何もないままに始めたため、謎だらけなのはそういう理由。みそメンの頭の材料費は、たったの900 円です(笑)。
気になる反響とその後の活動は?
初お披露目は、ミソガールを講師に開いた「みそ仕込み教室」でした。結果は……大成功。子どもたちから大きな支持を得ることができ、みそメンの存在意義を感じることができました。それ以来、ゆるキャライベントやみそ仕込み教室などに呼ばれるようになりました。みそメンが普段から持ち歩いている「みそメン2 重ポケットポーチ」や、みそメンが着ているT シャツなど、オリジナルグッズも好評です。
どんな風にみそを楽しんでいますか?
愛知出身なので、赤みそが一番好き。おなじみのみそカツやみそ煮込みうどん、あと「ピーナッツみそ」が大好物です。そして、なんといっても手づくりみそは格別。熟成具合に合わせて味を楽しむことができ、自分なりのみそとのつきあい方も毎回発見です。今年は親メンが生産した、無農薬の「みそメン大豆」で仕込みました。教室ではキレイに選別した大豆を使いますが、みそメンが仕込むときは、汚れや虫食いがある販売に適さない大豆。それでも十分においしいみそができます。みそは無駄がなくてよいなぁと感じます。
夢を教えてください。
最近は、みそ汁を飲む人がどんどん減っている危機的状況です。「自分でつくって食べる楽しみ」を、みそ仕込み教室などを通じて伝えていきたいです。それが「食」全体の意識を上げるきっかけになると思います。みそに限らず、昔ながらの伝統食材の大切さや価値は、自分でつくることで実感できると確信しています。大豆を育てるところから体験してもらう機会を計画しています。また、YouTube などメディアを使った活動も積極的にやっていけたらと思っています。とにかく楽しく、みその素晴らしさを伝えていきたいメーン!
The mysterious Miso Man has been conveying the appeal of miso since 2013 through activities such as teaching miso making and holding miso manufactures’ misogura (where miso is made and
stored) tours.