大妻女子大学家政学部教授・川口美喜子さん「一杯の味噌汁が、ヒトの体と心の痛みを癒す」

第35 回マスコミセミナー(主催:みそ健康づくり委員会)で、大妻女子大学家政学部の川口美喜子教授は、「栄養治療におけるみそ汁の価値~一杯のみそ汁が、ヒトの体と心の痛みを癒す~」と題して講演。1040 人に「味噌汁が好き?」と尋ねた調査(みそ健康づくり委員会実施)で、「味噌汁が好き」「どちらかといえば好き」と答えた人が93.7%に及んだ結果から、「93.7%が支える味噌の魅力」を力説しました。

これまで、自力で食べられなくなった患者の栄養サポートにさまざま取り組んできた川口先生ですが、特に、味噌スープを経腸栄養に利用し、体力の向上につながった事例を話しました。可能な患者には、味噌スープを経口で飲む、口に含む、舐める、匂いを嗅ぐ、あるいは色を見てもらうなどし、野菜で出汁をとった味噌スープを経腸栄養に利用。すると、79 人 中71 人に改善効果が見られたというのです。一杯の味噌スープが懐かしい味と香りの記憶を呼び起こし、腸管の働きを良好にしたのです。


Mikiko Kawaguchi, a professor of Domestic Science at Otuma Women’s University, gave a lecture on miso soup’s wonderful effects on our health and mind, and she stated that we didn’t have to worry about the salinity of miso soup.

関連記事

  1. お笑い芸人 三拍子・高倉陵さん「みそにハマってるって本当!?」

  2. 焼津みそまん学会・村松 実さん「伝統的な和菓子の魅力を伝えたい」

  3. 味噌屋鎌倉Inoue・井上遊太さん「MISOで大切な人を幸せに」

  4. 郡司味噌漬物店・夏川雄介さん「人とのつながりが元気の源」

  5. 【寄稿】音楽に欠かせないミ・ソ

  6. 岩城こよみさん「古くから伝わるおふくろの味・ウチミソの力」