味噌を嗜好品のステージへ!発酵あんこと味噌で仕立てた新感覚和菓子「MISOKASHI」が新発売

「me-so-good」のブランド名で味噌を使ったドリンクやカフェメニューを提供しているmisodology株式会社は、発酵あんこと味噌で仕立てた新感覚和菓子「MISOKASHI」の販売を開始しました。発酵あずき餡(ショコラ風味)と発酵ひよこ豆餡(ピーカンナッツとシナモン)の2種類で、外側は小麦粉の代わりにオートミール粉の皮で包んだきんつば風に仕立てています。

小麦粉不使用・プラントベースの発酵きんつば「MISOKASHI」

発酵フードプロデューサーとしても活動されているmisodologyの代表取締役・神戸ゆかりさんは、自身の体験から「罪悪感なく食べられて、おいしくて満たされるお菓子」を開発。小豆などの豆を米麹と一緒に発酵させて、素材由来の甘さを引き出した発酵あんこをベースに、最小限の甜菜糖と、甘味を引き立たせるための塩を味噌に置き換えることで、オリジナルの新感覚和菓子が完成しました。ワンハンドで食べやすいようにきんつば風の皮でコーティングされていて、小麦粉の代わりにオートミール粉を使っているのが特徴です。

発酵あずき餡 ショコラ風味フランボワーズのアクセント

大粒の大納言あずきを発酵させてカカオパウダーを贅沢に使ったショコラ風味のつぶ餡、甘味はメープルシロップと最小限の甜菜糖です。隠し味に三重県にある伊勢藏のチョコレート香がする豆味噌を使用、フランボワーズのアクセントはまるで洋菓子のような味わい。

発酵ひよこ豆餡 ピーカンナッツとシナモン

ひよこ豆を発酵させた餡は口当たりがさつまいも餡のようでもあり、芋好きにはクセになる味です。素朴な甘さにシナモンの香りとピーカンナッツの食感がアクセントになっていて、洗練された味わい。味噌は鹿児島県にあるはつゆき屋の麦味噌を使用しており、上品な香りが和菓子と好相性です。

ワインやコーヒーのように味噌を楽しんで欲しい!

me-so-goodでは、丸の内仲通りにあるMarunouchi Happ. Stand & Galleryのカフェスタンドにて、味噌で仕立てたドリンクを販売中。レモンやカルダモンを米味噌と合わせた爽やかなドリンクは、カフェメニューの一つとして人気です。

また、味噌を選ぶ際の指標化やマッピングを目標の1つとしたMISO UNIVERSEという新プロジェクトが進行中です。「コーヒーやワインなどと同じ感覚で、自由度の高い楽しみ方を味噌なら実現できるのではないか?と考えています。まだ知らない味噌の世界を1人でも多くの方に体験いただきたくて動画も自主制作しましたので、ぜひ見ていただきたいです!」と笑顔で話す神戸さん。

MISOKASHIは、イベントなどのポップアップストアに出店して不定期に販売しているほか、ECサイトで常時購入することができます。

文/秋山昭代

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