広島では、中秋の名月に「だんご汁」をつくって食べる風習がある。「だんご汁」は全国各地にあるが、具も味付けも地域や家庭によってさまざまで、古くから「家庭の味」として受け継がれている。中でも白みそ仕立ての「だんご汁」は、広島ならではの味。ごぼう、里芋、しいたけなど旬の野菜をふんだんに使い、鶏肉の代わりにアナゴや牡蠣を入れる家庭もあるという。
【材料(4人分)】
白みそ100g、鶏肉120g、だんごの粉80g、ごぼう40g、にんじん30g、しいたけ20g、里芋80g、ねぎ適宜、だし汁4 カップ
【つくり方】
①鶏肉と里芋(塩でぬめりをとる)は一口大、にんじん、しいたけは、いちょう切りに。ごぼうはささがきにし水にさらす。
②だんごの粉を水でこねてだんごをつくり沸騰したお湯に入れ、浮き上がってきたら水にとる。
③だし汁を沸かし、沸騰したら①を入れ、火が通ったら白みそを溶き入れ少し加熱。お椀に注ぎねぎを散らして完成。おすすめは、米麹を贅沢に使用し、甘口でまろやかな風味の「白みそ」。だんご汁ほかスイーツにも最適。