「ひるぜん焼そば」は、昭和30 年代から蒜山(岡山県真庭市)のローカルフードとして地元の人々に愛され続けてきた、みそダレの焼そば。もともとこの地域には、焼そばやジンギスカンなどをみそダレで食べる習慣があったが、商品として最初に売り出したのは「ますや食堂」といわれている。
にんにく、玉ねぎ、りんごなど、さまざまな具材と調味料を調合したみそダレで焼そばをつくり、メニューとして提供したところ大ヒット。以来、「ひるぜん焼そば」の名で、蒜山の名物料理として知られるようになった。濃厚なみそベースの甘辛ダレと、噛めば噛むほど味が出る親鶏のかしわ肉とキャベツの相性はばっちりだ。「ひるぜん焼そば」の魅力を全国に広めていこうと、2008 年「ひるぜん焼そば好いとん会」が発足し、普及活動を本格化。その名は今や全国区で関連商品も多数登場。
また、「横手やきそば暖簾会(秋田)」の協力により実現した「あさぜん焼そば」も話題。「横手やきそば」の特徴でもある目玉焼きを豪快にトッピングしたもので、食を通じたまちおこし活動を行う団体の初コラボとして話題となった。また、「お酒に合う大人味」をテーマに「よるぜん焼そば」も開発。ピリッとスパイシーで濃いめの味付けが特徴だ。「ひるぜん焼そば」は市内10 店舗で食すことができる。
「ひるぜん焼そば好いとん会」事務局
真庭市蒜山富山根303-1
TEL/0867-66-3220
Hiruzen Yakisoba, a local dish of Hiruzen,Okayama, is stir-fried noodles with chiken,cabbage, and a rich, salty-sweet miso sauce, which has become popular nationwide.