大川内小学校では授賞式のあと、ミソガールの藤本智子を講師に、味噌の基本を学び、「みそまる」(即席味噌汁)をつくる授業を行いました(主催:みそ健康づくり委員会)。1 年生から6 年生まで全校児童25 人、みんな一緒の授業です。
みそまるづくりでは高学年生が低学年生をサポート。味噌(みそまる種)を手にのせると、子どもたちは舐めたり匂いを嗅いだり。「いいにおい!」「おいしい!」と言いながら、上手に丸めて得意顔です。
みそまるには、地元の鹿児島県出水産の麦味噌と、枕崎産の鰹節を使いました。具材はシンプルにネギとワカメと揚げを用意。お湯を注ぐと、全員が一口も残さずに味噌汁を飲み干してくれました。
この日はとても寒かったのですが、教室には芳ばしい味噌の香りと子どもたちの満足そうな笑顔が広がり、なんだかぽかぽかとしてきたから不思議です。
うれしかったのは、終わりの挨拶です。「みそまるを見て、これが味噌汁だなんてびっくりでした。でもとても簡単でおいしかったので、早速おうちでつくります。今日はぼくたちのためにありがとうございました」。
大戸孝二校長は「子どもたちにとっては忘れられない授業になりました。この経験を生活の中でどう活かしていくか…。朝ごはんと味噌汁をしっかりとってもらえるよう指導していきたい」と話しました。