著者の榎本美沙さんは、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」や、YouTube「榎本美沙の季節料理」で発酵食品や季節の手仕事、旬の食材を使ったシンプルな料理を発信されています。
前職の会社員時代に「ふたりごはん」を始め、その後料理家として活動すべく調理師学校へ通ったという経緯の持ち主。
このたび、世界一カンタンな味噌作りの本として『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』が発売されました。
炊飯器を利用して「ひと晩」で完成!
一般的には、仕込んでから発酵させて食べられるようになるまで、少なくとも数か月~半年はかかる味噌作り。
この本では、炊飯器の保温機能を利用して、たったひと晩(6~8時間)で作れる画期的な〝ひと晩発酵みそ〟の作り方を紹介しています。カビなどの心配がなく失敗知らずのため、初めて味噌を作る方やすぐに食べたい方にもおすすめです。
麹をたっぷり使うため、一般的な味噌とは違った甘みや旨味
米麹をたっぷり使って作る〝ひと晩発酵みそ〟は、一般的な味噌とはひと味違う「甘み」と「旨味」を兼ね備え、やさしい甘みでほっとする味わい。塩分も5%程度と控えめのため、栄養満点の味噌を料理にたっぷり使うことができます。味噌汁はもちろん、洋食やおやつにもぴったりです。
〝ひと晩発酵みそ〟と乳製品の相性は抜群!「ブロッコリーとベーコンのみそグラタン」は、味噌を入れることでコクと旨味がアップします。こっくりとやさしい風味のホワイトソースで野菜がおいしい!
いろいろな豆で作る〝ひと晩発酵みそ〟やアレンジレシピが多数掲載!
〝ひと晩発酵みそ〟は、あずきや青大豆、ひよこ豆、黒大豆の他、豆をゆでる必要のない「おから」など、大豆以外の豆でも作れます。
他にも絶品おかずや最強味噌汁、手軽に作れる発酵調味料などのレシピが多数掲載されており、中でも〝ひと晩発酵みそ〟を使った「みそおやつ」は必見です!
榎本家定番おやつの「みそごまサブレ」は、黒ごまが香ばしい味噌風味のサブレ。カリッと硬めで、素朴な味わいがくせになります。
「みそチーズケーキ」は、ほんのり塩味がチーズを引き立て、甘いものが苦手な方にも。食べやすいサイズに切り、ラップに包んでおけば、冷凍保存もできます。
〝ひと晩発酵みそ〟で人々の食卓に寄り添いたい
「おいしくて体にもよくて、個人的にも大好きな味噌をもっと身近に感じて欲しいと思い〝ひと晩発酵みそ〟を考えました。ひと晩の発酵ですぐに食べられるので、失敗しづらく、初めて味噌を仕込む方にもおすすめです。ありがたいことに、たくさんの方がSNSで『#ひと晩発酵みそ』で投稿してくださっていて、とても嬉しく思っています。簡単で幅広く使えるので、多くの方の食卓に寄り添えるといいなと思っています」と著者の榎本美沙さん。
『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』著者/榎本美沙、発行/主婦と生活社
【榎本美沙さんプロフィール】料理家・発酵マイスター。発酵食品、季節の手仕事、旬の食材を使ったシンプルな料理が人気で、雑誌や書籍、テレビ等へのレシピ提案など、多方面で活躍中。YouTube「榎本美沙の季節料理」は、チャンネル登録者数16万人以上。著書に『少量でおいしい ジッパー袋でかんたん 季節の保存食』(家の光協会)、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社)。
文/秋山昭代