“自然本来の力を最大限に引き出したい”という思いから独自の「炭蔵」を生み出し、味噌や甘酒などを丁寧につくり続けている「まるみ麹本店」。創業以来変わらない信条は、「自然に学ぶ心」。その思いは、多くの自然派思考の人々の共感を生み、絶大なる支持を得ています。
代表取締役社長・山辺啓三さんが半生をかけて追求し続け、思いの限りを詰め込んだ最高傑作ともいえる「五百の春」(ごひゃくのはる)が、今秋いよいよ発売されました。
まるみ麹本店とは
まるみ麹本店のある岡山県の美袋(みなぎ)は、山々に囲まれ、美しく豊かな自然に恵まれた場所。同社は、農家から預かったお米を麹に加工する麹屋として、昭和25年に創業しました。しかし、その後時代が進み、農薬や化学肥料などが急速に普及されたことや環境汚染などにより、お米の品質が悪化し麹づくりに影響を与えるようになります。
創業者で現会長の山辺光男さんは、思考錯誤で醸造方法を模索。しかし、多忙を極めた結果、体調を崩してしまいます。体質改善をする中でたどり着いた答えは、自然に逆らわず身体を本来の姿に整えること。そんな経験が、“自然本来の力を最大限に引き出す”という独自のこだわりや醸造方法を生み出すきっかけとなったそうです。
自然の恵みを最大限に引き出した「五百の春」
今秋発売された新商品「五百の春」は、“自然に学ぶ味噌づくり”という考えをもとに、同社が長年培ってきた技術を生かし、渾身の力を注ぎつくり上げられた逸品。「五百の春」の名は、雄大な自然を大切にした荘子の一節から命名されました。
自然の恵みを最大限に引き出すため、厳選した国産の自然栽培米・大豆、ミネラルバランスに優れた天日結晶塩を贅沢に使用。玄米麹ならではのコクも加わり、奥深い味わいが特長です。完全栄養食といわれる玄米と丸大豆を発酵することで、さらに栄養吸収も高まっています。
玄米をまるごと麹にした玄米味噌
昔、玄米を食べていた人々が白米を食べるようになってから脚気が増加しました。ビタミンB1が欠乏したことが要因の一つとされていますが、玄米を精米することで大部分のビタミンB1やミネラルなどの栄養素が失われてしまいます。しかし、残留農薬などが気になる現代は、玄米食もためらわれるのも事実。
そこで「五百の春」は、残留農薬の心配のない自然栽培米を使用し、独自の製法で玄米をまるごと麹にすることに成功。ホールフードやマクロビオティックなどで世界的に広まった「食べ物をまるごと頂く考え」 に合った究極の味噌であり、まさに同社が目指してきた“自然に学ぶ味噌づくり”につながります。
炭蔵と電子イオン水でマイナスイオンをチャージ
同社を語る上で欠かせないのが、床下や壁、天井などを備長炭で覆った「炭蔵」です。備長炭をしきつめることでマイナスイオンの多い自然に近い環境となり、安定して発酵が進みます。また、麹や味噌づくりに使う水は、マイナスイオンをチャージし、自然の湧き水に近い状態にした「電子イオン水」を使用。「電子イオン水」を使い始めたことで、昔の麹の品質が蘇ってきたそうです。
さらに、吉野杉木桶に仕込み半年程度熟成させることで、ふっくらやわらかく深い味わいを醸し出します。独自の発酵菌がいきいきと発酵できる環境をつくるために、木桶を使用することが大切な要素の一つです。
“自然に学ぶ味噌づくり”の集大成
契約栽培の大豆畑にて
「私たちの体は、言うまでもなく食べ物でできています。そのため自然環境の劣化は、食べ物の劣化、そして、人の体内環境の劣化にまで影響します。私たちはこのことに早く気づき、自然の仕組みについての学びを深めてきました。収穫した穀物に“発酵”という生命を与える発酵食品、中でもお味噌は、人に必要な栄養素をバランスよく含み“人の命に最も近い食べ物”と考えています。健康で安らぐ毎日につながることを願い、一番良いと思うものを詰め込んだ私の集大成ともいえる『五百の春』を、ぜひ一度ご賞味ください」と語る山辺社長。
「五百の春」は、まるみ麹本店のECサイトで購入可能です。