味噌づくりを通じて、地域が集える場所を

「よこはま100人のひとしずく〜手前味噌プロジェクト〜」は、同じ釜の飯のように、同じ桶の味噌を皆で仕込み、1年かけて発酵して育った味噌を、皆で分かち合おうと、2018年にスタート。今年で3年目を迎えるプロジェクトだ。講師を務めるのは、たまプラーザ在住の料理家・みつはしあやこさん。

会場となったのは、横浜市緑区新治地区にある「にいはる里山交流センターつどいの家」。日本人の原風景ともいえる里山が残されており、横浜では珍しい、自然あふれる場所だ。

参加者の多くは、地元の家族連れだ。ほくほくと香ばしい大豆の香りに包まれながら、大豆を潰したり、味噌玉をつくったり、思い思いに味噌仕込みを楽しんだ。原料には、地元産の大豆を使用。地産地消や身土不二の考えのもと、旬をいただき、昔からの生活文化や知恵を見直そう、というメッセージが込められている。

仕込みのクライマックスは、みつはしさんが特注で購入した大きな木桶に、次々に、味噌玉を投げ入れていく。最後に、昨年仕込んだ味噌をフタのように詰めて、仕込みが完了した。

森ノオト 代表 北原まどかさん

同イベントを主催した特定非営利活動法人森ノオトの代表・北原まどかさんは、「手軽に手に入る食べ物はたくさんあるけれど、この場所で、たくさんの人の思いや願いが交わり合った味噌を仕込むことの意義を感じてほしい。そして、横浜の地産地消の輪を、未来につなげていきたい」と笑顔で語った。

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