麦味噌とメバルから生まれた島の味。周防大島「糂汰味噌」

瀬戸内海に浮かぶ周防大島は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた「みかんの島」。特産品はみかんと茶粥、そして「糂汰味噌」だ。糂汰味噌とは、春告魚(メバル)のほぐし身と麦味噌を合わせた、古くから伝わる郷土料理。島の家々では、メバルを煮付けや刺身にして食べるのとは別に、保存食として糂汰味噌を作り置きするのが日だ。

あったかいごはんに糂汰味噌とネギを添え、熱いお茶を注いで食べる「糂汰汁」は、島民に「ライスカレー」と呼び食される、懐かしい味。春の味・島の味として糂汰味噌を求めて訪れる観光客も多い。島の料理人たちは、糂汰味噌を使ったメニューに腕をふるっている。


糂汰味噌プロジェクト

関連記事

  1. たむらや・高橋基雄さん&正恵さん「素材にこだわり手間を惜しまず“いい塩梅”のみそ漬づくり」

  2. 背徳感を味わうチョコラーメン!ロッテ×麺屋武蔵のコラボ「味噌ガーナ2023」

  3. 「全国味噌鑑評会(2018)」栄えある日本一の味噌が決定

  4. 熟成させた田舎風の麦味噌「十石みそ」

  5. 広島県呉市の名物料理「鳥皮みそ煮」が缶詰に

  6. みそ汁はおかずです

    みそを愛する料理家・瀬尾幸子著『みそ汁はおかずです』