千葉県東金市は徳川家康が鷹狩りによく訪れた地。東金市の「求名」という地名は、まだ名がなかった当時、家康が家来に「この地はなんという所か?」と名を求めたことに由来する。家康といえば、麦飯と「五菜三根」(5つの葉物と根菜類)のみそ汁を常食していたなど、健康マニアだったと伝えられている。
東金市の特産品に、黒豆でつくった風味豊かな「黒豆みそ」がある。ほんのり香る黒豆の香ばしさと深い甘みが特徴。8年前、この味を世に広めようと、市や飲食店、農家等がタッグを組み「東金黒豆みそ鍋の会」を結成し「ご当地鍋」を開発。メディアでもたびたび取り上げられ、「ニッポン全国鍋グランプリ2017」で第3位を獲得するなど、話題となっている。
「会席亭かくじゅう」の「東金黒豆みそ鍋(家康鷹狩り鍋)」は、かつおとあさりでだしを引いたスープに、カモ肉、鶏肉、豚肉、野菜などの具材がふんだんに入っている。スープの色は濃いが、甘口でやさしいテイスト。〆には、ご飯とたまごを溶き入れ、雑炊にするのが通の食し方。
「東金黒豆みそ鍋の会」代表の永井清さん(会席亭かくじゅう代表)は、「東金は家康が鷹狩りをしたという貴重なまち。東金といえば『東金黒豆みそ鍋(家康鷹狩り鍋)』となるよう、東金の魅力を伝えていきたい」と語る。
会席亭かくじゅう「家康鷹狩り鍋」
千葉県東金市東岩崎11-20
TEL/0475-52-3434