「みそ餅」とは、山形県置賜地方に古くから伝わる郷土料理。米どころ山形ならではの上質な餅に、味噌、砂糖、くるみやごまなどを練り込んだもの。以前、「秘密のケンミンショー」で絶賛され、話題となった。置賜の人たちはおやつに、こたつで焼きたての「みそ餅」をふぅふぅ言いながら食べるのが定番だが、朝ごはんに食べる人も多いという。
昔の農家は、収穫したもち米、自家製の味噌、砂糖、クルミなどを使い各家庭でこの「みそ餅」をつくっていた。土地柄、冬は雪で周りとの行き来が閉ざされてしまうため、保存食としてつくられるようになったのだそう。家庭や地域により、配合やつくり方はさまざまだが、地元では、この伝統食を絶やさぬよう、伝えていく活動も盛んだ。
萬壽屋の「みそ餅」(くるみ・ごま・青豆)は、置賜産「こがね餅」という最高品種のもち米と、独自に仕込んだ特製味噌を使用。餅は杵と臼で十分につくと、とろ~りやわらかさが増す。甘じょっぱい味噌味は、ついつい手が伸びてしまうおいしさで、子どもも大人も大好物。WEB で購入できる。例年、販売は10 月〜 3 月末。
萬壽屋 みそ餅
TEL/0238-84-0022
Miso Mochi, a delicious, salty-sweet rice cake kneaded with miso, sugar, walnuts and sesame seeds, is a local specialty in the Okitama region, Yamagata. People used to make and preserve it for winter, but it is more of a snack or for breakfast these days.