長野土鍋ラーメンたけさん「ヴィーガン味噌ラーメン」

「長野土鍋ラーメンたけさん」は、土鍋でアツアツのご当地ラーメンが食べられると話題の味噌ラーメン専門店だ。創業者である竹田哲章さんは、東京のラーメン店で修行を積み、「地元・⾧野の名物ラーメンをつくりたい」と独立・起業した。現在、長野県内に2 店舗運営するほか、モンゴルにフランチャイズで出店をしている。

一号店では、通常よくラーメンに使われる豚骨スープをベースにしていたが、世界進出を目指し宗教や思想信条によって畜肉が食べられない人がいることを知り、植物由来の食材しか使わない味噌ラーメンの開発に着手した。半年ほど開発にかかったが、完成した味噌ラーメンは、味噌を強調できるものに仕上がった。

昨年、ドイツのベルリンで開催されたヨーロッパ最大のヴィーガンフェスに出店した際は、ヨーロッパの人々にも好評であった。味の決め手となる味噌は、小布施店の隣にある「穀平味噌醸造場」と共同開発したオリジナル味噌を使用。同社は、江戸時代からの伝統を受け継いでいる。

「竹田さんの要望であった、味噌の粒感を出すため、通常は使用しない豆麹をプラスし、ラーメンに最適な組成と深いうま味が出るように工夫しました。スープも人の手で丁寧につくるため大量生産はできませんが、他にはない味わいです」と同社の小山洋史社長。さらなる世界展開には昔ながらの製法にもこだわる方針だ。

ラーメンスープのベースは、やさしい風味の野菜のポタージュで、麺の上には、もやしやおからだんご、九条ねぎ、高野豆腐、エリンギ、にんじん、にんにくの芽などヘルシー食材がトッピングされている。麺をひと通り食べたら、最後は、残ったスープで雑炊にするのがお決まりで、土鍋だからこそ可能となる楽しみ方だ。

「地元の名物である信州味噌の香りと食感を楽しむことを重視しました。動物性食材・化学調味料は不使用ですが、決して、物足りないとは言わせません!」と力説する竹田さん。

ヴィーガンメニューを提供する小布施店では、外国人観光客ほか、「昔ラーメンが大好きだった」という中高年やシニア層にも好評だ。胃腸にやさしく、消化も良いので、毎日食べても飽きず体にやさしい。今後、「食事から免疫力を高める」必要性が、ますます世界中で注目されそうだが、ヴィーガンでも食べられる味噌ラーメンは、海外の味噌市場をさらに拡大しそうだ。

【長野土鍋ラーメンたけさん小布施店】
長野県上高井郡小布施町小布施 740-1
TEL/026-214-6434

株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、月刊「ジャパン味噌プレス」編集長、みそソムリエ。アパレル販売員、読者モデルを経て、2011年「ミソガール」として味噌の普及活動を開始。みそまる考案。ミラノ万博や伊勢志摩サミット等イベントやメディア出演を通し、味噌の魅力を伝えている(2019年MISODOに改名)。『みそまる』(宝島社)、『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(主婦と生活社)等著書多数。※サイトに掲載している記事は取材当時の情報のため、現在と内容が変わっている可能性がございます。