フィリピン留学中のミソガール宮内真理です。フィリピンに到着して最初にしたことは、ショッピングモールでのみそ探し。フィリピンには、パティス(魚醬)やナタデココなど発酵食品も多いのだから、みそもあるでしょう!と、期待して行きましたが、生みそどころか、インスタントみそ汁もないという現実に直面!
学校の先生方に尋ねると、「ミソスープ」は知っていても、詳しくわかる人はなく、唯一得た情報が「バギオは韓国人が多いから、コリアンスーパーならみそがあるかも」とのこと。気を取り直し、休日にバスで3 時間かけてバギオへ。大型スーパーに「インスタントみそ汁」はあったのですが、ローカルなコリアンスーパーで、ついに「生みそ」を発見! 1kg220 ペソ(約500 円)、フィリピンでは高級食材といえます。
フィリピンでは都心と田舎では食文化が全く異なり、都会の人にはみその味が合わないようで、先生にみそ汁を飲んでもらおうとしたら、全力で拒否され…(泣)。匂いも味もダメだそう。一方で、 田舎出身の先生には、大好評!フィリピンの田舎のほうには、魚のペーストを使った「みそ汁に似たスープ」があるのだとか。
フィリピンで最も代表的なスープは、酸味の効いた「シニガン」 。野菜をふんだんに使い、豚肉や鶏肉、海鮮などお好みで具材を入れます。家庭によっても味はさまざま。まさに、日本でいうみそ汁的な存在です。
フィリピンではまだまだ認知度の低い「みそ」ですが、現地ではなんと、みそ風味の「シニガンの素」も販売されています。ミソスープが第二のお母さんの味になる日は来るのか!?これからも奮闘します。