味噌大好き芸人三拍子・高倉陵です。
芸歴約20年、最近では音楽活動を始めたり、このコラムを書かせてもらったり、ジャンルの垣根を越えてお笑い芸人高倉陵が行動することで、世界中に笑顔を増やしたいという信念のもと活動している。自分に嘘はつかず、好きなことに真っ直ぐに。私は私らしく。
先日そんな私と同じ信念を持った名前の食べ物に出会った。浅野屋さんの「味噌らすく」。東北出身者が名付けたのか、少しなまっていて「味噌らしく」が「味噌らすく」になっている。それはさておき、“味噌らしく”という割にはパンに塗られていて、第一印象はとても味噌らしい食べ物とは思えなかった。
しかし一口食べてみると、ザクザクで香ばしいパンとしょっぱい味噌、甘い砂糖、ゆずの風味が相まって最高においしく笑顔がこぼれた。
私と同じだったのだ。ジャンルを問わずさまざなかたちで使われ、人々を笑顔にしたいという味噌の信念、これこそが「味噌らすく」というネーミングに込められた意味だったのだ。
私も味噌に負けないように世界中でたくさんの人を笑顔にしたいと再度誓った。「ラスク」が平仮名で書かれていたことで妄想し、味噌と自分を見つめ直した味噌大好き芸人三拍子・高倉陵でした。
※「味噌らすく」は、神州一味噌発祥の蔵「丸高蔵」製の信州味噌を使っています。
文/高倉陵