北関東中心に、「ばんどう太郎」はじめ、「かつ太郎」「さむらい」「八幡太郎」「焼肉ダイニング百萬」「ひな野」「かぁべぇの里」など、主に和食のファミリーレストラン180 店舗を展開する坂東太郎グループ。坂東エリア(足柄・碓氷から東の国とされているが、日光連山の東側をさすという説もあり)の坂東武者をシンボライズしたマークが目印だ。
「ばんどう太郎」の名物は、なんといっても「みそ煮込みうどん」。「八丁味噌(カクキュー製)」をベースに独自の製法で調味料をブレンドし、さらに数か月熟成させるという徹底ぶり。「みそ煮込みうどんに、最も適したみそになるよう、手間暇かけて丁寧につくっています」と話す、主任の田続裕史さん。定番の「坂東みそ煮込みうどん」ほか、すっきりとした白みそベースや激辛味もあり、好みや気分で選ぶ楽しさも。塩水の温度と生地の熟成温度を徹底管理、年間を通していつでもおいしく食べられるよう、水と鹽しおにとことんこだわってじっくり熟成させた、食べ応えのあるモチモチのうどん。良質な飼料で育った、風味豊かなたまごが絡み合う瞬間は、至福のひとときといえる。「ばんどう太郎」の魅力は、料理に限ったことではない。「店員さんがみな明るくて、誠実で丁寧な対応をしてくれるのがうれしい」と来店客。
人と人との関わり合いを大切にしている同社。社訓は「親孝行」。「幸せ日本一」をテーマに掲げ、ともに働く従業員、お客様、関連業者や地域の人たちみんなが幸福であるように。そんな願いが込められている。店舗はホームページで検索。お店に行けない方は、自宅用をお楽しみください(WEB で購入可)。
グツグツさせながらお鍋ごとテーブルに運ばれる「みそ煮込みうどん」は、ボリューム&迫力満点!みそのうま味と、だし、うどんのバランスが絶妙。ほんのり甘口のスープは体に染みわたり、体がポカポカ温まります。「お母さんの料理には勝てないけど、お母さんの心でつくります」という言葉に心打たれました。スタッフの方々のおもてなし、「親孝行」の精神は学びたいことばかりです。