鰹節専門店「にんべん」の日本橋本店に併設されている「日本橋だし場」のコンセプトは、“一汁一飯”。カビ付けと天日干しを4回以上繰り返し、約半年かけて仕上げた本枯鰹節を使用した「かつぶしめし」やだし汁など、自慢のメニューを提供。削りたての本枯鰹節からひいた風味豊かなだしは、シンプルながら極上のおいしさです。
だしコミュニティの場「日本橋だし場」
「日本橋だし場」は、2010年にだしを知る・楽しむ・味わう場としてオープンしました。看板メニューである削りたての本枯鰹節からひいた「かつお節だし」は、“だしを飲む”という新たなライフスタイルを提案。オープン当初より注目を集め、累計販売数が100万杯を越える人気ぶりです。
店名の“だし場”には、“DASHI BAR”の意もあり、カジュアルにだしを楽しんでほしいと名付けられたそうです。また店内には削り場が設けられ、鰹節を削って加工する様子をガラス越しに見学できるようになっています。
削りたての本枯鰹節でひく「おだし」
削りたての本枯鰹節でひいたシンプルなだし汁は、「かつお節だし」と「かつお・昆布合わせだし」の2種類。初めはそのままだし本来の味わいを楽しんだあと、塩や醤油を足しておいしさの広がりを楽しむのがオススメ。また、ランチタイムの後(14:00~18:00)は、トマト・クリーム・みそ仕立ての「かつお節だし」も提供されています。
トマト仕立て
「かつお節だし」を甘味と酸味のあるトマト風味に仕立てた、和と洋が融合した風味。
クリーム仕立て
「かつお節だし」をほんのり甘みとコクのあるクリーム風味に仕立てた、和と洋が融合した風味。
みそ仕立て
「かつお節だし」にすっきりとした白味噌と芳醇な香りの赤味噌を4:6の比率で合わせ、だしのおいしさを引き立てています。
ランチタイム限定!具だくさんの「だしスープ」
ランチタイムには、月替わりの具だくさん「だしスープ」も提供しています。味わいは、味噌・醤油・変わり種(洋風や中華風)の3種類。八丁味噌と仙台赤味噌をブレンドした赤だしベースの「豆腐となめこの赤だし」や、信州の赤味噌と白味噌で味わい深く仕上げた「野菜をたっぷり食べるおみそ汁」など、毎月メニューが変わるので、さまざまなラインナップを楽しむことができます。
鰹節やだしの使い方を提案するイベントを定期開催
「東京・亀戸にある味噌専門店・佐野みそとコラボしたお味噌汁祭りを、昨年2月と10月に2回開催。味噌と本枯鰹節と厳選素材を使用しただしパックを販売し、大変好評でした。こういったイベントも定期開催しているので、ぜひご来店をお待ちしています」と、店長の鈴木健太郎さん。
【にんべん 日本橋本店・日本橋だし場】
東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1・1F
TEL/03-3241-0968
文/秋山昭代