無病息災を願う恒例行事 盛松寺の「柚子みそ」

大阪府河内長野市にある盛松寺(せいしょうじ)では、毎年12月21日に、参拝者に向けて「 柚子みそ」が限定300個配布される。

寺の言い伝えによると、今から約1200年前、弘法大師(空海)がこの地域に立ち寄った際、疫病に苦しむ人たちのために、柚子みそのつくり方を教えたとされている。

地元の人々の無病息災を願い、寺が建立された江戸時代(1722年)から続く伝統行事として受け継がれている。

柚子みそは、柚子の上部を切り取り、くり抜いた中身を包丁で叩いて潰し、みそと混ぜ合わせた後に再び詰め直してつくられる。残念ながら現地に行けない人も、家族の健康を願い、柚子みそをつくってみてはいかが?

取材協力:河内長野市観光協会

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