熊本県にある株式会社フンドーダイは、明治2年(1869年)創業の醤油味噌醸造メーカーです。2025年4月17日より、味噌と醤油をシート化した「Leaf」と、醤油をムース化した「Foam」を発売を開始しました。料理人の想像力を刺激する今までにない形状で、和食だけでなく洋食や海外での利用など幅広いシーンでの利用が期待されています。
シート状の「Leaf」シリーズ
製造・開発・調達・マーケティングの各部門が協力し、なめらかさや口溶けの良さ、食べやすさなどを妥協せずに追求し、2年ほどの開発期間を経てようやく完成した商品です。
「Leaf」シリーズは寒天のみを使用し、添加物を使わずにシート化を実現。わずか0.2mmの薄さで軽やかな食感、醤油と味噌の風味を感じることができる仕様です。料理に乗せる・巻く・重ねるなど、料理の演出を自由自在に楽しめます。カリフォルニアロールのような巻き寿司や、銀だらの西京焼きなどに乗せて火で炙ると香ばしく、料理との一体感を楽しめます。
「Leaf-Soy Sauce」

上質で味わい深く、食塩の量を従来品の1/2以下に抑えた「JAS特級本醸造の減塩醤油」を使用。塩分濃度は7.4%で、芳醇な醤油の味覚と香りをお楽しみいただけます。
「Leaf-Miso」

大豆、米、大麦、食塩のみを使用して熟成させた、自然の美味しさが感じられる「四季の香り米麦合わせ生味噌」を使用しています。
ムース化した「Foam」
「Foam」シリーズは、スペイン料理などで使われるエスプーマを参考に、特許技術を活用して調味料を亜酸化窒素ガスで泡化しています。クリーミーなムース状の為、幅広い料理でなめらかな食感を演出することが可能になりました。泡が長持ちして立体的な盛付けができるため、料理の仕上がりを引き立てることができます。ステーキや魚のカルパッチョなどに添えるなど、前菜やお寿司、ホームパーティの演出におすすめです。
「Foam-Clear Soy Sauce」

創業150年の節目に販売を開始した「透明醤油」をムース化。「透明醤油」は素材本来の色を活かすことができ、国内外の多数の料理人が活用しています。
「Foam-Sweet Soy Sauce」

古くから熊本で愛されているまろやかで芳醇な甘みをもつ甘口の「うまくち醤油」をムース化しました。
浅草かっぱ橋にあるアンテナショップ「出町久屋」が大人気

「出町久屋」は、株式会社フンドーダイが運営するアンテナショップで、味噌や醤油、調味料などを販売しています。東京浅草のかっぱ橋本通りに面していて、浅草寺からも近いので、外国人の旅行客だけでなくかっぱ橋に来る料理人にも大人気です。
「新たな調味料を浅草からも近いかっぱ橋という賑わいのある拠点から展開することで、味噌や醤油に対する固定概念を超えて、広く海外にも基礎調味料の使い方の幅を広げる啓蒙を推進、また広く熊本の食文化を発信していきたいと考えています。幅広い商品が試食できるので、熊本の食を体験に気軽に遊びに来てください」と事業企画室の中山寛さん。
新商品の「Leaf」シリーズと「Foam」シリーズは、同社のECサイトhttps://shop.fundodai.jp/とアンテナショップ「出町久屋」で購入可能です。
【出町久屋】
東京都台東区西浅草2-25-9
TEL/03-6826-9280
文/秋山昭代