「味」には、「美旨」すなわち「うまい!」という意味があるそうです。ちなみに、「噌」は、味噌にしか使われない、味噌のための漢字です。「がやがやうるさい=うるさいほど味が豊かでおいしいもの」という意味があります。
また、「曽」は、「増」「層」など、「上に重なる」という意味合いの漢字に使われることが多いので、「味噌」は、にぎやかな味わいが一堂に会す、ウマくて深い味わい、といったところでしょうか?
みそを隠し味として入れるとおいしいのは、発酵で生じる豊富なアミノ酸などのうま味成分、熟成によって生じる複雑な風味のおかげ。野菜、肉、魚、乳製品、スイーツ…、みそは、どんな食材とも相性がよく、甘い、辛い、酸っぱい、苦い…、どんな味にもアレンジできる万能調味料ということを、まさに証明してくれているかのようです。