みそに食材を漬けると、あっという間に「イリュージョン」が起こり、“神ワザ級”においしくなります。100円で買った鮭も、1,000円(?)と言ってもいいくらいグレードアップ。お肉もジューシーに仕上がり、冷めてもパサパサになりません。野菜やたまご、豆腐、チーズなども◎。
「みそ漬け」のおいしさの秘密は「みその酵素」。たんぱく質の分解を促進して肉や魚の身を柔らかくし、旨味をぐ~んとアップ。また、生臭さを消し、みその塩分が身を引き締めて味を凝縮してくれます。なお、加熱殺菌したみそは酵素が失活しているので、よりおいしいみそ漬けを望むなら、「生みそ」がおすすめです。
定番みそ漬けの作り方
【材料】
みそ床材料…みそ3:みりん1 ※分量は漬ける食材の量により調整
漬ける食材…魚、肉、野菜、卵、チーズ、果物など、お好みで
【STEP1】みそ床を作る
みそとみりんを混ぜ合わせ、みそ床を作ります。みそによって柔らかさや塩分量が異なるため分量は適宜調整してください。また、にんにくやしょうが、バジルソース、メープルシロップ、マーマレード、ヨーグルト、豆板醤、スイートチリソースなどをプラスすることで、さまざまなフレーバーが楽しめます。
【STEP2】ラップにのばす
バットに、食材が包めるサイズのラップを敷き1/2量のみそをのばします。みそ床がかたい場合は、みりんや水を足してゆるめてください。
【STEP3】食材を漬ける
食材をラップの上にのせ、さらに食材を覆うようにそっとみそ床をぬります。
※卵黄や絹ごし豆腐など崩れやすいものは、ガーゼを使用するのがおすすめです。
【STEP4】ねかせる
ラップにくるんで冷蔵庫に保存。魚や肉、野菜は半日~1日、卵や豆腐など味のしみにくい食材は3~4日漬けます(食材を小さく切ればその分早く漬かります)。白甘みそ(西京味噌等)は長めにじっくり漬けるのがおすすめです。
食べるときはみそを拭き取るか、さっと洗って水分を拭き取ります。みそ漬けは焦げやすいので、肉や魚は弱火でじっくり焼きます。使い終わったみそ床は、みそ汁で頂きましょう(ひと煮立ちさせる)!
ジッパー付き袋も便利です!
余った野菜は、まとめてみそ漬けに
使い切れず残ってしまった野菜は、まとめてみそ漬けにすると便利! 無駄がなく立派なおかずの一品になります。