群馬県前橋市にあるアートホテル「白井屋ホテル」は、群馬県のご当地ゆるキャラ「ぐんまちゃん」とコラボした焼き菓子の詰め合わせセットを発売しました。群馬(上州)を代表する食材を生かした「十石みそのキャラメルパウンド」「焼きまんじゅう風フィナンシェ」「ねぎサブレフロマージュ」を詰め合わせ、ぐんまちゃんのオリジナルコラボ熨斗をかけた特別なパッケージです。
群馬の食材を使ってPR
群馬県からのオファーもあり、ぐんまちゃんとコラボして群馬県を代表する手土産になるものを開発することになりました。
「群馬県は草津や伊香保などたくさんの名所がありますが、わざわざ訪れる場として前橋の知名度は高くはなく、滞在の思い出を持ち帰ることができる白井屋ホテルらしいお土産があればと思っていました」とPR担当の守田美奈子さん。
群馬県民のソウルフードである焼きまんじゅう、特産品の下仁田ねぎや十石みそを使い、配合や混ぜ方などの工夫を重ねて完成しました。
十石みそのキャラメルパウンド
「十石みそのキャラメルパウンド」は、群馬県上野村で古くから親しまれてきた麦味噌「十石みそ」を使用し、自家製のキャラメルの甘さと十石みその塩味が程よく引き立つパウンドケーキ。しっとりとした生地の中にくるみを加えることで食感も楽しめる一品に。
焼きまんじゅう風フィナンシェ
バターをたっぷり使用した白井屋ザ・パティスリー自慢の芳醇なフィナンシェ。麦味噌「十石みそ」を加え、群馬のソウルフードの焼きまんじゅう風に仕上げたコクのある味わいです。
ねぎサブレフロマージュ
長ねぎをバターでじっくり炒めチーズサブレの生地に練り込み、一味唐辛子をアクセントにしたサブレ。一度食べたらやみつきに。おつまみ感覚でビールにも相性抜群です。
地域活性化のために生まれ変わった白井屋ホテル
白井屋ホテルは、群馬県前橋市の活性化に貢献することを目的に2020年12月に開業。300 年以上の歴史を誇った「白井屋旅館」廃業後、70 年代の既存建物を日本を代表する建築家・藤本壮介氏が改装新築し、国内外のアーティストやデザイナーが携わったことで話題となり、ナショナルジオグラフィックトラベラーの「2021年世界のベストホテル 39」にも選出されました。
ホテルには客室が25室、メインダイニング、オールデイダイニング、タルト専門店、ベーカリー、バー、サウナなどがある複合施設となっていて、敷地にはブルーボトルコーヒーもあり、宿泊するだけでなく建築やアート、食を楽しむことができます。
「今はスタッフ5人で製造しているので数に限界があるのですが、いずれは駅やさまざまなところで買えるような群馬を代表するお土産になって欲しい」と白井屋ザ・パティスリーのパティシエ中嶋早貴さん。
ぐんまちゃんコラボの「上州焼き菓子詰め合わせセット」は、タルト専門店の白井屋ザ・パティスリー、白井屋ホテルフロント横のショップ、ECサイトで購入することができます。
【白井屋ザ・パティスリー】
群馬県前橋市本町2-2-15
TEL/027-231-2020
文/秋山昭代