農水省「Let’s! 和ごはんプロジェクト」の幕開け

忙しい子育て世代に和ごはんのススメ

今年は、和食文化が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されてから早5年という節目の年。「和食」は健康的で栄養バランスがよいのは誰もが認める事実。しかし、毎日の食事を考えると「手間がかかる、面倒」と敬遠されがちだ。そこで、忙しい子育て世代に和食をもっと身近に、もっと手軽に食べてもらおうと、農林水産省は6月末から「Let’s! 和ごはんプロジェクト」に乗り出した。

「和食」というと、会席料理のような豪華な食事をイメージしがちだが、家庭料理も立派な和食。「あえて『和ごはん』としているのは、子育て世代の方々により身近で親しみやすい表現にしたかったからです。また、“Let’s!”とすることで難しく考えず手軽に始めてもらえるように、との思いを込めています」と、農水省の田中佑一さん。味覚が形成される子どものうちに、「和ごはん」を食べる機会を増やすことが大切だ。

今後、官民が一体となり、食品製造業者、流通業者、中食・外食業者ら食に関わる事業者と行政がタッグを組み、プロジェクトを盛り上げていく。農林水産省ホームページより、参加登録受付中だ。みそ汁は「一汁一菜」の「汁」を担う、欠かせない食べ物。忙しいときは、ごはんとみそ汁だけでも十分な「和ごはん」に。「みそまる」は、まさにこの趣旨にぴったりなので、弊紙としても同プロジェクトの発信をしていきたい。

ごはんからエネルギーを、野菜や海藻がたっぷり入ったみそ汁からは必須アミノ酸やミネラルを補給、朝からパワフルに動けるのだ。子どもがすくすく育つ日本を目指すためにも、「和ごはん」を食べ続けることが大事。普段はパンやパスタばかり、という人も、まずは、ごはんとみそ汁から始めてみてはいかが。

【問合せ】食料産業局食文化・市場開拓課和食室
TEL/03-3502-8111(内線3085)

関連記事

  1. 「みそしるの唄」MV完成

  2. みそ由来の乳酸菌新素材「蔵華(くらはな)乳酸菌LTK-1」を開発

  3. みそカツ駅弁ブームの火付け役 名古屋だるま「びっくりみそかつ」

  4. オーガニックフリークに朗報!ひかり味噌秋冬新商品、次々登場

  5. 2019年の注目は? 「トレンド鍋®」は “発酵鍋”

  6. 味噌づくりを通じて、地域が集える場所を