【ご当地味噌グルメ】かつてのモーニングメニュー 山梨「おねり」

山梨県内の山間部などでは、米の生産量が少なく、かつての主食は、麦、トウモロコシ、ソバ、イモ、カボチャなどで、「朝おねり、昼おやき、夜ほうとう」という言葉が各地に残っている。聞きなれない「おねり」とは、ジャガイモやカボチャを柔らかくなるまで煮込み、トウモロコシ粉を加えて練り、みそ、しょうゆなどで味付けしたもの。

ねぎみそ、大根おろしとみそなどをつけて食べることもあり、地域、家庭により食し方はさまざまだ。

山梨県民に聞いても、「聞いたことがない」と言われるほど、今はあまりつくられていないが、素朴ながら、野菜由来の甘味を味わえるヘルシーな一品。子どもたちにも、安心して食べさせられる昔ながらの食の知恵だ。

関連記事

  1. 【味噌レシピ】甘じょっぱさがクセになる福島県のご当地グルメ「味噌かんぷら」

  2. 【ご当地味噌グルメ】香ばしいじゅうねんみその香り 福島会津「しんごろう」

  3. 【ご当地味噌グルメ】京都の伝統的菓子「葩餅」

  4. 【ご当地味噌グルメ】小麦文化が生んだ群馬名物「おっきりこみ」

  5. 【ご当地味噌グルメ】沖縄スイーツ「ナットゥンス」

  6. 味噌もつなべ

    【ご当地味噌グルメ】ぷりぷりコラーゲンたっぷり「博多みそモツ鍋」