みそ大好き芸人三拍子・高倉です。
私はみそも大好きだが、実は大のクラシックファン。母が胎教で聴かせてくれたおかげか、今でも必ずクラシック音楽を聴いて眠りについている。「三拍子」というコンビ名は、ショパンのワルツ集が好きだったのでそこから付けたくらいだ。
なんていうのはウソ。クラシック音楽はほとんどちゃんと聴いたことがない素人。申し訳ない、これではみそ大好き芸人ではなくウソ大好き芸人だ。気を取り直して、今回は、そんな私よりはるかにクラシックを聴いている、佐々長醸造「岩手の大豆で作った味噌」を紹介。このみそは、クラシック音楽を聴かせて熟成させている。それでおいしさが変わるのか?は疑問だが、クラシック音楽の微細な振動の効果で味が変わるらしい。
みそ汁にして飲む。上品で滑らかだけど、コク深くてうまい。美しき青いが威風堂々としていて、これぞ喜びと望みの味。今後、さらなるカノン性(可能性)を感じる運命の…。もういいか。
この新聞を見ているみそ業界の皆様、今度は三拍子の漫才を聴かせたみそ、つくってみませんか? 口に入れた瞬間、笑顔溢れる味になりますよ。
文/高倉陵