佐渡島の北側に位置する北片辺(きたかたべ)の棚田見学へ。
「棚田」とは、山の斜面などの傾斜地に階段状につくられる田んぼ。これぞ、日本のふるさとの原風景。
水が張っている田んぼは、美しい空を映す鏡みたい。この美しい風景は、佐渡が「世界農業遺産(GIAHS)」に登録された要因のひとつだとか。
湧水を味見してみると、甘い!!冷たくて、おいしいです。
迎えてくださったのは「生きものを育む農法」を実践し、「夕鶴の里米」というお米をつくっている皆さん。テレビ番組「メレンゲの気持ち」でも紹介されたお米です。
目の前の日本海からは、海のミネラル分を豊富に含んだ風、背後の山々からは、ひんやりとした清水が流れ込む。きれいな水と空気、生き物と共に育ち、太陽の恵みをたっぷり受けたお米たちです。
平地に比べ棚田は「労力は2倍、収量は半分」と言われ、中でも、草刈りが一番大変なんだそう。大規模な生産には不向きですが、皆さんが毎日丁寧にお世話をし、心を込めてつくられています。
平野部に比べ粒の小さい棚田米、「冷めても絶品!おにぎりにしたら日本一だよ!」と皆さん、満面の笑み。
「私は日本の素晴らしい味噌文化を次世代に伝えたいと活動しています!」とごあいさつすると、「うちでつくってる味噌は最高だよー!」と次々と味噌自慢が始まりました。笑
これぞ、手前味噌。今度は、ご馳走になりたいと思います。
代表に、「どんなお気持ちで、毎年、田植えをされていますか。」と訊ねると、「田植えを終えると安心するんだよ、今年も無事に終わってよかった。」と答えてくださった。
その言葉の深さを私にはまだ理解できないと思いますが、少しずつ感じていければと思います。
「夕鶴の里米」は、インターネットで購入できます。ミソガールも早速注文しました。到着したら、味噌おにぎりつくろう。