「垂れ味噌」で年越しそばを

「垂れみそ」とは聞きなれない言葉だが、みそに水を加えて煮つめ、袋でこして滴らせた汁のことを指す。

現代では、そばは醤油ベースのつゆで食べるのが一般的だが、江戸時代までは、みそベースで食べられていたという。みそつゆは、「垂れみそ」「煮ぬき」などと呼ばれていた。

年越しそばは、江戸時代に庶民の間で定着し、現代に至っている。由来については諸説あるが、いずれにしても縁起担ぎの意味が込められている。縁起のよいみそ味そばで、晴れやかな新年を迎えてみてはいかが?

関連記事

  1. 味噌の慣用句

    味噌にまつわる慣用句

  2. アサリ味噌汁

    貝は水からor沸騰してから?どちらが正解?

  3. 昔ながらの農業

    「備荒食」として大活躍した味噌

  4. 味噌学

    みそ汁を温め直すと、なぜ塩辛くなる?

  5. 日本に伝わる民間療法「みそ灸」

  6. 味噌

    みそは、脱アレルゲン食品!?