著者自身も25キロの減量に成功したという人気のドクターと、おかずみそ汁のパワーで美ボディ&美肌を手に入れた管理栄養士の二人がタッグを組みました。おかずみそ汁は、医師が太鼓判を押す完全食。ダイエットに最適なみそ汁の具の選び方とレシピのほか、健康的にやせられる理由がわかりやすく解説されています。著者をはじめ人気インスタグラマーの体験談も紹介されていて、参考になるだけでなくモチベーションも上がります。
食べる順番はみそ汁ファースト
日本人のみそ汁離れが肥満の原因になっているという問題提起をしつつ、体に脂肪がつきやすく、腸内環境も乱れがちな洋食中心のメニューにおかずみそ汁を足すことを提案。栄養バランスが整って満腹感も高まるため、健康的に無理なくやせられると実体験をもとに、具体的な事例を挙げてわかりやすく説明されています。
また、食べる順番についても解説。食事の始めにみそ汁をフーフーと冷ましながらゆっくり食べることで、ストレスによるドカ食いを防ぐことができ、さらに息を吐くことで副交感神経の働きで緊張がゆるんでリラックスモードに。温かい汁を飲むことで腸が温まり、幸せホルモンのセロトニンの分泌が促されて満足感が高まるそうです。
著者やインスタグラマーの体験談でやる気UP!
おかずみそ汁のパワーで美ボディ&美肌を手に入れた著者をはじめ、人気インスタグラマーの体験談も紹介されています。参考になるだけでなくモチベーションも上がります。
「野菜を最初に食べるベジファーストが良いと言われていますが、さらに減量効果を高める食べ方は味噌汁ファーストです。私自身の体験から患者さんにも勧めています」と著者の工藤孝文さん。
「だしは手軽なだしパックや昆布水を使っています。汁の中に栄養素がバッチリ溶け出しているので、好きな具を選んで、どんな人もすぐに始めていただける本に仕上がりました」ともうお1人の著者の北嶋佳奈さん。
『医師が考案 お腹スッキリ! おかずみそ汁ダイエット』著者/工藤孝文・北嶋佳奈、発行/Gakken
【工藤孝文さんプロフィール】
自身の医院ほかで地域医療に携わっている医師。糖尿病・ダイエット治療・漢方治療が専門。TV等のメディア出演多数。日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性疾病指定医。
【北嶋佳奈さんプロフィール】
管理栄養士、フードコーディネーター。美容・ダイエット系レシピ開発、雑誌などでの栄養コラムの執筆などで活躍。ベストボディジャパンMJ2021日本3位に輝く。
文/秋山昭代