お米のリキュール!?三河みりん

「三河みりん」とは、200 年以上前から三河地方(現愛知県碧南市)に伝わる「本みりん」。もち米、米麹、酒粕を使い、300 日以上長期熟成させ、天然醸造でつくられています。熟成を重ねると色濃くなり、コクが増してまろやかに。時間をかけ丁寧につくる分、値段はフツーの本みりんより少し高めですが、納得できるおいしさです。

煮崩れを防ぎ、テリ・ツヤを出すなど料理に欠かせない調味料ですが、室町~戦国時代は、女性用の甘いお酒として飲まれていた、みりん。14%程度のアルコールが含まれる酒類で、「お米のリキュール」ともいわれています。

搾ったあとの「みりん粕」がまた絶品!そのままパクパク食べられるほど。ほんのり甘くて、芳醇な香りがなんともいえないおいしさです。みりん粕は「こぼれ梅」と呼ばれ、季節商品として販売されているほか、石鹸の原料や入浴剤に使われるなど、美容効果にも注目が集まっています。

イタリアンやスイーツとも相性がいい本みりん。独特の甘味は、米のでんぷんによる自然の甘さです。血糖値が上がりにくく、脂肪もつきにくくなるそうで、女子にはうれしい情報です。発酵食品同士、味噌とは切っても切れない仲の本みりん。愛知名物どて煮!はおなじみですね。

地域資源を有効活用しようと4 社が共同開発する「どて煮」(杉浦味淋、桝塚味噌、三河おいんく豚の内臓使用)は好評発売中。ご賞味あれ!

Mikawa Mirin is made with traditional methods handed down in Mikawa region. It’s made from glutinous rice, rice koji and sake lees,and by maturing for over 300 days. You can use it in
various dishes. It goes great with miso used in doteni.

関連記事

  1. みそぱーく 蔵

    味噌ファン必訪のテーマパーク「みそぱーく」

  2. 坂元醸造

    見渡す限り、ツボ、ツボ、ツボ!発酵ファンなら一度は訪れたい「黒酢の壺畑」

  3. 手前味噌ワールドに新しい風

  4. ANA国際線限定メニュー 味噌味で快適な空の旅を! 東京江戸味噌チキンカレー

  5. 毎月恒例「みその日」は松亀味噌で味噌詰め放題に挑戦!

  6. 幻の味を後世へ 珠洲伝統の味「ぶり味噌」